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昔々の聖地巡礼? 大衆文学の舞台となった地を巡る
江戸時代の大衆文化には、房総を舞台にした作品があります。壮大なフィクションや実話を元にした物語の中で江戸庶民が描いた房総はどんな場所だったのでしょうか。本コースでは、江戸時代に人気のあった作品の舞台を巡ります。戦国時代の夢物語から、江戸周辺地域の生き生きとした暮らしを描いた作品まで、その聖地を見てみましょう。
【ポイント】
★『南総里見八犬伝』(滝沢馬琴作)は、千葉の戦国大名里見氏が登場する大衆小説です。里見氏は、徳川幕府から様々な理由で改易されお家断絶の憂き目にあったこともあり、『南総里見八犬伝』は絶大な人気を得ました。城山公園(八犬伝博物館)には版本や、八犬伝の登場人物や名場面を描いた錦絵、庶民の娯楽のなかに入り込んで親しまれた各種資料が展示されています。
★江戸の芸能では、実話を元にしてつくられた義理人情や喧嘩を題材にしたものが好まれました。東庄町に伝わる笹川繁蔵と飯岡助五郎という侠客の勢力争いの物語『天保水滸伝』や、重税に苦しむ農民のために将軍へ直訴して処刑されたという義民・佐倉惣五郎を主人公にした『東山桜荘子』など、男気あふれる物語が歌舞伎などで演じられました。天保水滸伝遺品館、宗吾霊堂境内にある資料館・宗吾御一代記館には、それぞれの物語の主人公たちに関する資料などが展示されています。
★木更津市にある光明寺には、歌舞伎狂言『与話情浮名横櫛』で木更津の名を全国的に有名にした切られ与三郎の墓があります。
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城山公園
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伏姫籠穴
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天保水滸伝遺品館/諏訪神社
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延命寺
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宗吾霊堂
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光明寺

城山公園
房総の戦国大名・里見氏の居城跡を整備した城山公園で、城山の頂上に館山城「八犬伝博物館」が聳えたっています。見晴らしのよい丘陵地に、館山市立博物館や日本庭園などが点在しています。また、花の公園としても親しまれ1~3月中旬に咲く約200本の「梅」春には1200本の「椿」や約500本の「桜」など、季節の花々が美しく咲き誇ります。『万葉の径』では万葉集で詠まれた約100種類の植物が楽しめます。
※公園の敷地内でポイントが取得できます。



天保水滸伝遺品館/諏訪神社
天保水滸伝にちなんだ文化財約50点が保存されています。笹川繁蔵が愛用していたキセル、三度笠、徳利など当時の侠客の風俗を物語る遺品や重要文化財として保存されている古文書などが展示されています。
※境内でポイントが取得できます。


延命寺
笹川繁蔵、平手造酒、勢力富五郎の笹川一家3人衆の墓や碑があり、繁蔵の愛人・高橋豊子もここに眠っています。高さ3mもの繁蔵の碑の前にはサイコロをかたどった勝負石があり、パワースポットになっています。
※境内でポイントが取得できます。



光明寺
1335年日輪上人の開山とされる日蓮宗の寺院です。境内には歌舞伎狂言「与話情浮名横櫛」で木更津の名を全国的に有名にした切られ与三郎の墓があります。
※境内でポイントが取得できます。

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