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安房小湊からはじまった求道の生涯。日蓮上人ゆかりの地をめぐる旅
「南無妙法蓮華経」を唱えた日蓮は、安房小湊(鴨川市)に生を受け、日蓮宗(法華宗)を開宗しました。本コースではこの地を中心に、生誕800年を迎えた日蓮に関するゆかりの地をめぐりながら、彼が後世に残した教えがどのようなものだったのかその歴史を辿ってみましょう。
【ポイント】
★日蓮は1222年に誕生しました。12歳のときに天台宗清澄寺(現在は日蓮宗)に入山し、16歳で出家しました。その後、鎌倉や比叡山延暦寺など10余年にわたる遊学ののち清澄寺へ戻ります。清澄寺にある旭が森は、初めて朝日に向かい「南無妙法蓮華経」の御題目を唱えたと伝えられる日蓮宗立教開宗の地です。
★人は誰でも平等に成仏できるという法華経こそが困難な時代を生きるあらゆる人々を救うと説き、関東の武士や商工業者を中心に広まっていきました。しかし幕府の迫害や他宗派との争いが絶えず、ついには弟子とともに襲われ、その時殉死した弟子を弔うために鴨川に鏡忍寺を建てています。その後も飢えや疫病、戦に苦しむ人びとを救うため各地で説法を行い、晩年は山梨県にある総本山久遠寺で過ごしました。
★日蓮は1282年に61歳で生涯を閉じましたが、残した教えは数えきれません。日本最古の大学といわれる檀林(飯高寺)は日蓮宗の学問所で、入学してから8過程終了するまでなんと36年間を要したといわれます。
★鯛の浦遊覧船に乗って日蓮の化身といわれる「神秘の鯛」を見たり、全国7か所にある大本山のうち千葉県にある誕生時、清澄寺、中山法華経寺に参拝して、日蓮の伝説や教えを学んでみてはいかがでしょう。
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本土寺
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日蓮宗大本山中山法華経寺
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清澄寺
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鯛の浦遊覧船
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飯高寺(飯高檀林跡)


日蓮宗大本山中山法華経寺
鎌倉時代に日蓮聖人が最初に開いた寺院。祖師堂や五重塔など、多くの重要文化財があります。春には参道や境内に美しい桜が咲き誇ります。
※境内でポイントが取得できます。


清澄寺
清澄寺は清澄山の頂上近くにあり、771年に不思議法師と呼ばれる僧がこの山を開いたといわれています。また、日蓮聖人出家・立教開宗の霊場でもあります。
※境内でポイントが取得できます。


鯛の浦遊覧船
鯛の浦には、地元で日蓮聖人の化身として大切にされている鯛が生息しています。千葉県唯一の天然記念物「鯛の浦タイ生息地」を遊覧船で巡ることができます。
※遊覧船乗り場でポイントが取得できます。


飯高寺(飯高檀林跡)
安土桃山時代に開設された日蓮宗の学問所。最盛期には600人以上の僧侶がここで学んだという。立正大学の前身でもあります。
※境内でポイントが取得できます。

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