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クジラがもたらした文化と産業 房総捕鯨のはじまりと今を学ぶ
小型沿岸捕鯨が行われている漁港は全国でもわずか4か所のみですが、そのうちの1つが南房総市(旧和田町和田浦)にあります。和田は古来から鯨と密接に関わる地域で、捕鯨にはじまり、鯨肉の加工業やその販売まで行われています。本コースではこのような文化がどのように生まれ、伝えられてきたのかを学び、体験しましょう。
【ポイント】
★千葉県の捕鯨や鯨文化は、古くは館山市にある鉈切洞穴などの縄文遺跡からイルカの骨が出土していることから当時より関係があったことがうかがえます。その後江戸時代初期には、房総捕鯨の祖といわれる鋸南町勝山の醍醐新兵衛が、江戸湾(今の東京湾)で組織的な鯨漁を開始します。
★明治時代の後半になると西洋の捕鯨技術が取り入れられたことで、小笠原地域など新たな漁場が発見され、漁場が南方へと広がるにつれて、房総捕鯨は館山市、南房総市白浜と、次々に南に拠点を移していきます。このころから会社組織として大規模な捕鯨が行われるようになり、現在では和田の外房捕鯨株式会社が伝統の捕鯨業務を引き継いでいます。
★鯨は、肉を食用とするほか、残肉や皮、骨から作られた肥料も大いに利用され、一時は「房州ビワの栽培には鯨の肥料でなくてはダメだ」とまで言われたほどでした。
★房総捕鯨の祖である醍醐新兵衛の墓所がある大黒山展望台をはじめ、房州ビワで有名な道の駅とみうら枇杷倶楽部、クジラが描かれた「万祝(まいわい)」を展示している白浜海洋美術館、クジラ料理が味わえる道の駅和田浦WA・O!など、捕鯨に関わるスポットを巡り、鯨がもたらしたこの地の文化や産業について体験してみましょう。
★捕鯨について学んだら、鴨川シーワールドのシャチのショーや銚子マリーナのイルカ・クジラウォッチングにも足を運び、今も外房地域で暮らすクジラやその仲間たちの雄姿を実際に見てみましょう。
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道の駅和田浦WA・O!
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鴨川シーワールド
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白浜海洋美術館
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道の駅とみうら枇杷俱楽部
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銚子マリーナ

道の駅和田浦WA・O!
2012年9月に登録された一番新しい道の駅で、「食べる道の駅」として地元農水産品を扱う直売所や食事処が充実してます。和田浦の食文化「クジラ料理」もお楽しみいただけます。
※施設全体が対象となるよう、広範囲にGPSを設定しております。
有料施設の場合には入口手前からポイントを取得できます。


鴨川シーワールド
約800種、1万1000点もの海の生き物たちを飼育・展示する水族館です。シャチをはじめ、イルカ、ベルーガ、アシカが繰り広げる多彩な動物パフォーマンスが人気です。
※メインゲート周辺でポイントを取得できます。


白浜海洋美術館
漁業で生計をたててきた人達の工芸品や生活品を主体として、大漁のときに着たとされる、「万祝」や和船につけた「船首飾」(明治時代)など、約100点を展示しています。
※施設全体が対象となるよう、広範囲にGPSを設定しております。
有料施設の場合には入口手前からポイントを取得できます。


道の駅とみうら枇杷俱楽部
2000年「全国道の駅グランプリ」で最優秀賞受賞を受賞している本館では、カフェやショップはこだわりの枇杷グッズ満載で、いちご狩りなど体験メニューも豊富です。
※施設全体が対象となるよう、広範囲にGPSを設定しております。
有料施設の場合には入口手前からポイントを取得できます。


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