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御神木から植木まで。千葉の森林と里山の巨樹を巡る
東京に近い都市部を離れ、少し千葉県の郊外へ足をのばしてみると、そこには豊かな森林や今も残る里山地域の様子を見ることができます。また、そうした地域では周辺集落を見守るようにそびえ立つ大きな木を目にすることも多いです。本コースでは実際にこうした森林や各地の巨木を見て回りながら、千葉県の森林の特徴や地域に根付いた巨木について知ることができます。
【ポイント】
★北総地域には、江戸時代からサンブスギの生産地として全国的にも知られた山武、佐倉炭として良質の炭を江戸に供給していた佐倉などがあります。山武市周辺は、製材や建築などの木材利用にも伝統技能が残されており、さんむの森公園は、優良な建築材として名高い「山武杉」を見ることができます。
★また匝瑳市は千葉県の木・マキを中心とした植木のまちとして有名で、生産から販売・流通まで行われています。市内には多くの植木園がありますが、匝瑳市役所に併設した植木見本園で、匝瑳の植木を購入することができます。市内には巨大な「マキ塀」も見られます。
★九十九里を中心とする海岸部では、海からの強風や飛砂、高潮を防ぐため、クロマツが植栽・管理され、白砂青松のマツ林をつくり上げてきました。
★千葉県は登録巨樹の数が全国2位で、千本イチョウ(市川市)や神崎の大クス(神崎町)、府馬の大クス(香取市)、清澄の大スギ(鴨川市)、笠森寺自然林(長南町)が、国指定天然記念物に指定されているほか、県指定天然記念物も多くあります。
★里山の巨樹は、下総台地によく見られる谷津地形での暮らしのなかで育てられました。谷津田を耕作する人々は台地の上に集落を作り、そこには神社や屋敷林があり、長い時をかけてその木が御神木として大切に守られてきたのです。
★昔も今もわたし達の暮らしを見守ってくれている巨木や、先人の努力が作りあげた森林へ行き、木々の恩恵を感じてみましょう。
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葛飾八幡宮
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神崎神社(なんじゃもんじゃの木)
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府馬の大クス
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安久山のスダジイ
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椿海小学校付近のマキ塀
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植木見本園
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さんぶの森公園
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笠森観音(笠森寺観音堂)
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清澄寺

葛飾八幡宮
葛飾八幡宮は、寛平年間(887年~898年)に宇多天皇の勅願により建立されました。古来より武神として知られ、源頼朝、太田道灌、徳川家康など、その時々の力のある武人から崇敬されてきた由緒ある社です。
※境内でポイントが取得できます。


神崎神社(なんじゃもんじゃの木)
ひょうたん形の小高い森、神崎森の上に建つ神社。境内のクスノキは、水戸光圀公が「この木は何というもんじゃろか」と自問自答したことから「なんじゃもんじゃの木」と呼ばれています。
※境内でポイントが取得できます。


府馬の大クス
府馬の大クスは、黒部川沿いの穀倉地帯を見下ろす丘の上にある小さな宇賀神社の右手前にあります。樹高が約20m、根回りが約27m根は隆起し幹はデコボコが多く複雑な様相を示しています。
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椿海小学校付近のマキ塀
植木生産農家の多い匝瑳市内には防風林や砂塵除けとして手入れされたマキ塀という生垣があります。高さ7mのものもあります。個人住宅ですので、見学マナーにご注意ください。
※マキ塀周辺でポイントが取得できます。



さんぶの森公園
平成10年にオープンした公園で、敷地面積約12ヘクタールの広大な面積の公園です。図書館で本を楽しんだり、広場を駆け回ったり、四季折々の花を愛でながらの散歩が楽しめます。
※公園の敷地内でポイントが取得できます。


笠森観音(笠森寺観音堂)
森に囲まれた静かな寺院で、奈良時代に創建された、日本で唯一の四方懸造りの観音堂は重要文化財となっています。松尾芭蕉の句碑も見どころです。
※境内でポイントが取得できます。


清澄寺
清澄寺は清澄山の頂上近くにあり、771年に不思議法師と呼ばれる僧がこの山を開いたといわれています。また、日蓮聖人出家・立教開宗の霊場でもあります。
※境内でポイントが取得できます。

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