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有害鳥獣と歩む道 人々と鳥獣の関わりを知る

千葉県には古来からシカやイノシシをはじめとする鳥獣が多く生息し、民家や田畑を荒らす害獣として度々駆除されてきたという事実があります。人間の暮らしにとって一見害しかないように見えるこうした動物たちですが、実は古くから私たちの生活とつながっており、また恩恵をもたらしてきました。本コースではそうした「有害鳥獣」と人々のともに歩んできた歴史を学ぶとともに、最近話題のジビエ料理など、有害鳥獣のもたらす恵みを実際に体験できます。

【ポイント】
★かつて千葉県には、江戸幕府へ献上する軍馬生産を目的とした放牧場(小金牧や佐倉牧)がありました。ここでは、野生の馬(野馬)が放し飼いにされ、野馬の民家・田畑への侵入防止と、野犬等の害獣の牧への侵入防止のため、牧を囲むように野馬土手が造られ、年に一度の「野馬捕り」によって捕獲されました。

★小金牧で次第にシカなどの有害鳥獣が増え、周辺の農作物への被害が問題になってくると、江戸幕府は、1725年に、大勢の武士と農民を動員して害獣を狩る御鹿狩を行いました。以後、合計4回の御鹿狩が行われ、捕獲された有害鳥獣(イノシシ、ニホンジカ)の肉や皮は、農民に分け与えられたそうです。

★小金牧は明治以降に開墾されて姿を変えますが、現在でも獣による農作物への被害がなくなったわけではありません。現在千葉県では捕獲したシカやイノシシなどの肉の消費を促進するため、「房総ジビエ」と銘打ってグルメフェアを開催したり、皮を加工して革製品とするなど多面的な活用が行われています。

★漁師工房ランドは捕獲した有害鳥獣の素材を最大限に活かすべく、廃校となった小学校の跡地を利用してオープンした施設で、キャンプをしたり、鳥獣の角や皮を使った加工体験ができます。

★道の駅たけゆらの里おおたきでは、地元で捕獲された有害鳥獣の肉を活用したコロッケなどのジビエグルメをお楽しみいただけるほか、ジビエ製品のお土産も購入できます。

  • 松戸市立博物館

  • 猟師工房ランド

  • 道の駅たけゆらの里おおたき

東葛飾エリア

松戸市立博物館

松戸市立博物館の展示コンセプトは「見て、触れて、感じる」。常設展では、旧石器時代から1960年代の団地を紹介、屋外では縄文時代の復元竪穴式住居も公開されており、松戸3万年の歴史が感じられる博物館です。
※施設全体が対象となるよう、広範囲にGPSを設定しております。
 有料施設の場合には入口手前からポイントを取得できます。

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かずさ・臨海エリア

猟師工房ランド

敷地内にはドッグランやソロキャンプ場の施設があり、事前予約でジビエBBQをお召し上がりできます。店舗では、狩猟をテーマとした工芸品等の販売や、市内で捕獲したイノシシやシカの肉や加工品の販売も行っています。
※施設全体が対象となるよう、広範囲にGPSを設定しております。
 有料施設の場合には入口手前からポイントを取得できます。

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南房総エリア

道の駅たけゆらの里おおたき

首都圏から1時間半の立地にありながら、四季折々の自然が楽しめる道の駅です。自然豊かな環境で育てられる地元の新鮮野菜やジビエ肉(イノシシ肉)、房総のお土産など豊富に取り揃えています。また、食堂では特産の筍を使用したメニュー、ジビエ料理や濃厚なソフトクリームなど提供しています。
※施設全体が対象となるよう、広範囲にGPSを設定しております。
 有料施設の場合には入口手前からポイントを取得できます。

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