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千葉を代表する魚イワシがもたらした文化と産業を学ぶ
房総半島の沖合は黒潮に乗って回遊するイワシの好漁場です。日本人にとって最も身近な魚といえるイワシが千葉にもたらした文化や産業を学ぶとともに、外房のイワシ料理を味わってみましょう。
【ポイント】
★中世までは外房には自給的な漁労しかありませんでしたが、近世初頭には、綿花など商品作物の栽培に必要な干鰯(ほしか)の需要が高まり、関西から多くの漁民が房総まで出漁してきました。享保年間(1716〜1736年)の以後の不漁期を境に関西からの出漁は減り、地場漁業として根付いたといわれます。
★九十九里浜の地引網は関西から伝わり、地形的特徴に適応して進化した漁法です。砂浜での地引網漁は、網を積んだ船を操る水主(かこ)と砂浜で網を引く岡者(おかもの)が必要であり多くの労働力が求められるため、網元は海岸付近の豪農の経営によることが多くありました。現在のイワシ漁は、群れを発見すると漁網で大きく巻き、運搬船に積み上げる「まき網漁業」に変わっており、銚子漁港や飯岡漁港、片貝漁港などがイワシ漁の中心となっています。
★イワシは傷みやすく、干鰯への加工や調理を急ぐ必要があったため、現地での水産加工業も発達しました。旧西廣家住宅には、イワシ漁を営みながら鰹節製造ができる設備や、イワシやサンマ、サバの缶詰加工を行った作業場、外川には砂浜で干鰯を作るために整備された街並みなどが残っています。
★また、獲ったイワシをその場で調理して食べる「なめろう」や「さんが」、保存性を高めるために酢漬けにする「ごま漬け」や「丸干しイワシ」、銚子一体に伝わる「つみれ汁」などの伝統郷土料理も生まれました。これらは、ウオッセ21や道の駅季楽里あさひ、道の駅オライはすぬま、海の駅九十九里で味わうことができ、またお土産に購入することもできます。
★このほか、海の駅九十九里にある「いわし資料館」では、イワシ漁から生まれた文化の解説や大漁を祝う際に、船主や網元から漁師たちに贈られたという晴れ着「万祝(まいわい)」の展示を見ることができます。
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旧西廣家
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外川町の町並み
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ウオッセ21
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道の駅季楽里あさひ
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道の駅オライはすぬま
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海の駅九十九里

旧西廣家
西廣家は紀州から移住し、江戸時代末期以降の銚子の漁業を支えた船主の一人です。敷地内には、主屋や納屋、缶詰工場等の建物が残り、漁業の変遷を今に伝えています。
※施設全体が対象となるよう、広範囲にGPSを設定しております。
有料施設の場合には入口手前からポイントを取得できます。


外川町の町並み
かつてイワシを砂浜に運ぶために使っていた坂道が碁盤の目のように何本も通り、古き良き漁師町そのままの町並みが残っています。
※外川駅周辺でポイントが取得できます。


ウオッセ21
銚子ポートタワー併設のウオッセ21には、レストランや銚子ならではの水産物直売所があります。
※施設全体が対象となるよう、広範囲にGPSを設定しております。
有料施設の場合には入口手前からポイントを取得できます。


道の駅季楽里あさひ
食ならなんでも揃う「食の郷あさひ」の農畜水産物が勢ぞろいする道の駅です。
※施設全体が対象となるよう、広範囲にGPSを設定しております。
有料施設の場合には入口手前からポイントを取得できます。


道の駅オライはすぬま
蓮沼海浜公園、九十九里海岸の観光スポットへお越しの方がくつろげる施設です。
※施設全体が対象となるよう、広範囲にGPSを設定しております。
有料施設の場合には入口手前からポイントを取得できます。


海の駅九十九里
新鮮な魚介類、野菜を扱う直売所がありフードコートで味わえる魚料理は絶品です。
※施設全体が対象となるよう、広範囲にGPSを設定しております。
有料施設の場合には入口手前からポイントを取得できます。

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