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近世と近代・洋風と和風の交差点。東葛北総地域に残る邸宅&庭園を巡る
北総エリアや東葛エリアには、文化財としての価値が高い木造建築や庭園が今も残されています。武家屋敷や華族、豪商豪農の邸宅など巡り、階級の異なる人たちの当時の暮らしぶりを想像してみましょう。
【ポイント】
★戸定邸は、明治維新時の水戸藩主、徳川昭武(とくがわあきたけ)の私邸で、廃藩置県後に華族となった昭武が、1884年に建てたものです。洋風の庭園と和風の建物の造りは、明治期の上流階級の大規模な邸宅の様子がよくわかる貴重な文化財となっています。
★武家屋敷は、房総で最大の藩とされる佐倉藩の城下に今も残されています。現在見学できる武家屋敷は3棟とも江戸時代後期の建築で、佐倉藩士が実際に暮らしていたものです。また最後の佐倉藩主である堀田正倫(ほったまさとも)が1889年から建てた旧堀田家住宅は、庭園や眺望に対応した多彩な接客空間を異なる意匠でまとめ上げ、つくりも上質で完成度が高く、近世以来の伝統技法をよく継承したものとなっています。
★野田市にある上花輪歴史館は、醤油醸造家の高梨家の旧宅を利用したもので、館内には野田の醤油にかかわる資料が展示されています。1766年築の門長屋などの建築も残されており、当時の豪商の暮らしが垣間見えることでしょう。
★野田市民会館は醤油醸造家である茂木家の建築で、庭園に囲まれた純和風の趣のある邸宅は、大正期の和風住宅のとして大変貴重なものです。
★柏市にある旧吉田家住宅歴史公園は、江戸末期から明治初期にかけ建設された豪農の主屋、書院をはじめ附属屋に至る一連の建物群と庭園や庭井戸などの工作物、屋敷林や庭園が良い状態で残され、当時の豪農の生活を知ることができます。
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上花輪歴史館
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野田市市民会館(旧茂木佐平治邸)
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旧吉田家住宅歴史公園
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戸定邸 戸定歴史館
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旧堀田邸

上花輪歴史館
上花輪歴史館は、醤油醸造を家業としていた高梨兵左衛門家が保存してきた歴史的価値の高い居宅・庭園などと、収蔵していた生活用具・醸造用具等を一般公開し、郷土の歴史と文化を知って頂くために、平成6年に開設されました。
※施設全体が対象となるよう、広範囲にGPSを設定しております。
有料施設の場合には入口手前からポイントを取得できます。


野田市市民会館(旧茂木佐平治邸)
江戸時代より「亀甲萬」を本印とした醤油醸造家茂木佐平治家の邸宅として大正13年(1924)ごろに完成しました。建物は敷地内の茶室「松樹庵」とともに国登録有形文化財。庭園は国登録記念物(名勝地関係)となっています。
※施設全体が対象となるよう、広範囲にGPSを設定しております。
有料施設の場合には入口手前からポイントを取得できます。


旧吉田家住宅歴史公園
江戸時代に豪農だった吉田家の屋敷で、建物や庭園、屋敷林などがある公園となっています。建物の多くが国の重要文化財に指定されています。
※公園の敷地内でポイントが取得できます。


戸定邸 戸定歴史館
戸定邸は徳川慶喜の弟・徳川昭武が建てた邸宅で国の指定重要文化財となっています。戸定邸の庭園も国の指定名勝。隣接する戸定歴史館では松戸徳川家関連の資料や調度品を展示しています。
※施設全体が対象となるよう、広範囲にGPSを設定しております。
有料施設の場合には入口手前からポイントを取得できます。


旧堀田邸
最後の佐倉藩主・堀田正倫の邸宅として明治時代に建造。和風様式の旧大名家の屋敷として、国の重要文化財に指定されています。また庭園は国の名勝に指定されています。
※施設全体が対象となるよう、広範囲にGPSを設定しております。
有料施設の場合には入口手前からポイントを取得できます。

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