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房総の人々が波に見た世界。千葉のくらしと「波」の関わりについて知る
海に囲まれた房総半島は、昔から波との関わりが深い地域です。海岸地形のバリエーションも多いため、場所によって様々な波があり、その様は彫刻や絵画などの芸術に残されています。波が題材にされた作品や実際の波を見ることで、房総の暮らしと波の関わりを学んでみましょう。
【ポイント】
★彫物大工・波の伊八の代表作「波と宝珠」は、いすみ市の行元寺にあります。この作品は躍動感あふれる立体的な波の表現が素晴らしく、葛飾北斎の浮世絵にも影響を与えたといわれています。
★伊八の作品は、鴨川市郷土博物館などでも鑑賞できます。歌川広重作「富士三十六景 房州保田之海岸」や葛飾北斎作「千絵の海 総州銚子」で描かれた波も荒々しいものですが、現在の保田海岸は穏やかな波の寄せる海水浴場となっています。一方、太平洋側に面した銚子の波は、今も昔も荒々しいものです。犬吠埼灯台に登ってその波を感じてみてはいかがでしょうか。
★房総半島が発祥とされる漁師の晴れ着・万祝(まいわい)には鮮やかな波が描かれています。南房総市の白浜海洋美術館に展示があり、漁師たちの波とともにある暮らしをうかがい知ることができます。
★また東京オリンピック2020でサーフィン会場となった釣ヶ崎海岸は、年間を通して良質な波が打ち寄せることから、多くのサーファーに親しまれています。
★波が房総に何度となく悲劇をもたらしたことも忘れてはなりません。元禄地震、関東大震災、東日本大震災など大地震の際には、恐ろしい津波が房総を襲いました。旭市防災資料館は、東日本大震災当日から復旧・復興までの道のりを、写真や映像、実物、資料などで伝えています。
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保田海水浴場
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白浜海洋美術館
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鴨川市郷土資料館
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釣ヶ崎海岸
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旭市防災資料館
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犬吠埼灯台

保田海水浴場
明治22年の夏に、夏目漱石が訪れて海水浴を楽しんだ様子が、日記に記されています。これが房州で初めての海水浴ともいわれています。また江戸時代に歌川広重が浮世絵「房州保田海岸」を描いた箇所でもあります。
※房州海水浴発祥の地の記念碑周辺でポイントが取得できます。


白浜海洋美術館
漁業で生計をたててきた人達の工芸品や生活品を主体として、大漁のときに着たとされる、「万祝」や和船につけた「船首飾」(明治時代)など、約100点を展示しています。
※施設全体が対象となるよう、広範囲にGPSを設定しております。
有料施設の場合には入口手前からポイントを取得できます。


鴨川市郷土資料館
昔の生活が偲ばれる民俗資料を中心に、鴨川市に関連する資料・遺産を収蔵・展示しているほか、鴨川にゆかりのある先人たちを紹介しています。
※施設全体が対象となるよう、広範囲にGPSを設定しております。
有料施設の場合には入口手前からポイントを取得できます。


釣ヶ崎海岸
九十九里浜の南端に位置する海岸で、日本を代表するサーフポイントです。東京2020オリンピックではサーフィン競技の会場に選ばれています。
※記念碑周辺でポイントが取得できます。


旭市防災資料館
旭市に甚大な被害をもたらした東日本大震災の記憶を後世へと伝え、悲劇を繰り返さぬよう防災の知識を身につけていただくために設立された資料館です。
※施設全体が対象となるよう、広範囲にGPSを設定しております。
有料施設の場合には入口手前からポイントを取得できます。


犬吠埼灯台
明治7年(1874年)につくられた高さ約31mのレンガづくりの西洋式灯台。近代化産業遺産、国の重要有形文化財の指定を受けています。
※施設全体が対象となるよう、広範囲にGPSを設定しております。
有料施設の場合には入口手前からポイントを取得できます。

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