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灯台下暗し!?千葉の個性あふれる灯台を巡る

三方を海に囲まれた千葉県には有名な犬吠埼灯台や野島埼灯台をはじめ、大小さまざまな灯台があります。灯台と聞くと「海沿いに立っている白いアレでしょ?」と多くの方がイメージすると思いますが、実は内陸部にもあったりするって知ってました?。本コースではそんな千葉県の個性ある灯台を巡り、普段あまり気に留める機会が少ない灯台の歴史や役割について学んでみましょう。

【ポイント】
★灯台設置の歴史は今から1200年ほど昔の九州地方で、昼に煙をあげ、夜は火を燃やして船の指標をしたのがはじまりといわれます。現在の西洋式灯台は明治2年、フランス人ヴェルニーによってはじめて神奈川県の観音埼に誕生しました。遠くを照らす大きなレンズがともす光は夜標と呼ばれ、船や町の明かりとははっきりと区別できる光となっています。また灯質とよばれる光の色と出し方の組み合わせによって適切に船を導いているのです。

★銚子半島の突端に立つ犬吠埼灯台(1874年建築)は、1998年、「世界の歴史的灯台100選」に選定されました。また、太東埼灯台は、九十九里浜南端の太東埼に、1952年に建てられましたが、この地は海岸浸食が激しく、倒壊の恐れが出たために、1972年に100メートル内陸側の現在の場所に建て直されました。

★千葉県の最南端にある野島埼灯台は、1862年に建てられた日本で2番目に古い灯台です。1923年の関東大震災で一度倒壊し、現在ある灯台は1925年に再建されました。犬吠埼灯台と野島埼灯台は、全国で16か所しかない登ることのできる灯台のうちの2つなので、是非中に入ってその迫力を間近に感じてみてください。

★東京湾の入口、房総半島西端にある洲埼灯台(1919年建築)は、対岸の三浦半島にある劔崎灯台とともに東京湾を出入りする多くの船舶の安全を守る重要な役割を果たしています。塔内へ入ることはできませんが、眺望台からの景色は絶景です。

★一方、内陸にある船橋大神宮の灯明台は、幕末まで夜間の航海を照らしていた常夜灯です。戊辰戦争で一度焼失したものの地元有志の寄夫金により再建され、1894年に廃止されるまで政府公認の私設灯台として活躍しました。また、市川市は旧江戸川の川べりに残る常夜灯は、成田山へお詣りする講中の人々が江戸と行徳を結ぶ川の航路安全を祈願して建てたもので、江戸時代より200余年道中を行く人々の安全を見守っています。

★本コース中の灯台をすべてめぐると、千葉県をほぼ一周することになります。灯台をつなぐロマンあふれるショートトリップで、灯台のある岬から見る海の絶景や静かにたたずむ白亜の雄姿を存分に堪能してみてください。

  • 犬吠埼灯台

  • 太東埼灯台

  • 野島埼灯台

  • 洲埼灯台

  • 船橋大神宮(意富比神社)

  • 常夜灯(常夜灯公園)

北総エリア

犬吠埼灯台

明治7年(1874年)につくられた高さ約31mのレンガづくりの西洋式灯台。近代化産業遺産、国の重要有形文化財の指定を受けています。
※施設全体が対象となるよう、広範囲にGPSを設定しております。
 有料施設の場合には入口手前からポイントを取得できます。

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南房総エリア

太東埼灯台

九十九里浜の最南端に建つ高さ15.9mの灯台です。灯台のある広場では、スカシユリや水仙などの花々を見ることができます。

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南房総エリア

野島埼灯台

明治時代初期に建設された日本で2番目に古い灯台で、高さは24mもあります。房総半島の最南端にあり、灯台の上からは太平洋を一望することができます。

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南房総エリア

洲埼灯台

洲埼灯台は、1919年に点灯を開始した、高さ約14.75mの灯台です。対岸の三浦半島にある剱埼灯台とともに、東京湾の入り口を守る灯台として航行する船舶の安全を支えています。

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ベイエリア

船橋大神宮(意富比神社)

祭神は、天照皇大神を祀っています。広大な敷地の境内には、本殿、幣殿、拝殿、社務所が建ち並び、境内神社として豊受姫神社他29社が祀られています。
※境内でポイントが取得できます。

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ベイエリア

常夜灯(常夜灯公園)

市川市指定有形文化財第1号である常夜灯は、文化9年(1812)に、江戸日本橋西河岸と蔵屋敷の成田山にお詣りする講中の人々が航路安全を祈願して建てたものです。
※公園の敷地内でポイントが取得できます。

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