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野鳥の宝庫、東京湾 干潟に暮らす生き物たちの環境を知る

東京湾に面した谷津干潟は、国際的に重要な湿地であり、そこに生息・生育する動植物の保全を促進するべく、ラムサール条約に登録されています。水鳥をはじめ、貝やカニ・プランクトンなどたくさんの生き物が暮らしています。近隣には他にも多くの生物が暮らす干潟がありますが、本コースではこうした場所での野鳥観察を通じて、干潟の重要性を学んでみましょう。

【ポイント】
★かつて東京湾には広大な干潟が広がっていました。干潟では、潮の満ち引きによって、砂泥に豊富な酸素が供給されます。バクテリアやプランクトン、それらを食べる貝やカニ、さらにそれらを捕食する魚や鳥など、多様な生物を育む環境なのです。

★しかし、東京湾は昭和30年代以降に急速に埋め立てが進み、干潟はどんどん失われていきました。現在の谷津干潟の周辺も1971年頃から埋め立てられましたが、習志野市谷津地先の干潟は利根川放水路計画により旧大蔵省の所有であったため埋め立てを免れ、1988年に国の鳥獣保護区に指定されて保存することが決まりました。そして、1993年にラムサール条約登録湿地となりました。

★東京湾には、このほかにも三番瀬や、木更津市の小櫃川河口付近に広がる日本で最大級の盤図干潟、野生生物の生息環境確保のために人工的に造成された行徳緑地があります。一帯は、シギやチドリなど、限られた時期にしか見られない渡り鳥の中継地点にもなっています。

★各地の観察施設には、双眼鏡などを備えた観察用施設が設けられており、施設によっては観察会や専門のスタッフによる自然解説も催されます。野鳥観察を通じて、この機会に普段あまりなじみのない干潟の役割についても学んでみましょう。

  • 三番瀬環境観察館

  • 市川市行徳野鳥観察舎「あいねすと」

  • ふなばし三番瀬海浜公園

  • 谷津干潟自然観察センター

ベイエリア

三番瀬環境観察館

干潟の生き物や野鳥などの三番瀬の貴重な自然を観察することができる施設です。施設2階の全面ガラスの展望カウンターやバルコニーからは、海を一望することができます。
※施設全体が対象となるよう、広範囲にGPSを設定しております。
 有料施設の場合には入口手前からポイントを取得できます。

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ベイエリア

市川市行徳野鳥観察舎「あいねすと」

2020年秋にオープンした行徳近郊緑地を臨む施設で、近郊緑地を一望できるガラス張りの観察スペースやカフェなどが設置されています。
※施設全体が対象となるよう、広範囲にGPSを設定しております。
 有料施設の場合には入口手前からポイントを取得できます。

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ベイエリア

ふなばし三番瀬海浜公園

東京湾最奥に広がる「三番瀬」。春には潮干狩りができ、園内の展望デッキからは三番瀬を一望できます。園内ではバーベキューが楽しめる他、気候条件が整えば10月下旬と2月中旬に「ダイヤモンド富士」が見られます。
※公園の敷地内でポイントが取得できます。

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ベイエリア

谷津干潟自然観察センター

谷津干潟や公園の身近な自然に親しみ、干潟について学ぶことのできる施設です。館内からは谷津干潟が一望でき、野鳥の様子を間近に観察できます。
※施設全体が対象となるよう、広範囲にGPSを設定しております。
 有料施設の場合には入口手前からポイントを取得できます。

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